秋保地区イノシシ農作物被害
2008.10.25
皆さんご存知ですか?
まもなく収穫、稲刈り前の米をイノシシが食べているのです。
車道からこんなに近い場所です。
そして、注目して頂きたいのは車道側の米は食べないのです。
そこを隠れみのとして利用する警戒心が非常に強い動物です。
(発見するのが困難な動物)
秋保地区の農家の方々はサルの被害にも悩み、
そしてここ数年はイノシシによる農作物の被害にも悩まされております。
有害鳥獣被害のWパンチです。
イノシシの生息域・被害域は宮城県の中では平成8年度、
丸森町や角田市において甚大な農作物被害が報告され、
その後急激に増加し、県中央部の秋保・作並地区にも及ぼしております。
昭和53年の自然環境保全基本調査ではイノシシの生息域は丸森町を中心とする
宮城県南部が北限とされ、生息域・被害地域も限定的でありました。
まさに地球温暖化の影響とイノシシを捕食する動物が
いなくなった事(野犬等)が原因に挙げられております。
また、近年では耕作放棄地の増大(県内の耕作放棄地率は7.2%。
その中で中山間農地地域が非常に高い割合を示す)も起因しております。
(イノシシには恰好のエサ場や隠れ場となり、より農地に近づいて来たため、
そして、農家にとってはどうせここに農作物を作ってもサルやイノシシに
食べられるのだからというため耕作放棄地の増大にも繋がっている。)
秋保地区の皆さまより多くの声を頂戴しました。
「宮城県イノシシ保護管理計画」に反映させていきたいです。
↑イノシシの足跡