宮城県立養護学校・岩沼学園訪問
2008.12.30
↑学校内での実践教育メンテナンス業務
12月初旬、同期の議員とともに宮城県立養護学校岩沼学園訪問しました。
軽い知的障害のある生徒に社会参加と職業的自立を目指した職業訓練を通し、
心豊かに、そして主体的に自分の力や可能性を発揮し生きる人間を育成する
教育方針のもと、平成13年に開校した県立養護学校です。
学校に入ると同時に生徒からの元気な挨拶。皆が笑顔で学校生活を送っておりました。
この学校の特色として…
1. 1年生時に親元を離れ、全員が自立するための寄宿舎生活(1年間)
2. 進路の学習として専門教科を取り入れ、家政・農業・工業・
流通・サービスなどの実践教育の実施
3. 職場実習を1年時から取り入れ、地域企業の就業体験(インターン)
の職業教育の実施(基本的には年2回、3週間実施)
4. 卒業後の支援として職場の定着状況の把握などアフターケアの実施(2年間)
今年度の卒業見込みの生徒、40名の生徒の進路状況は
雇用の見通しのたっていない生徒は6名で引き続き、
就労支援を行っている状況です。
また、平成15年度~平成19年度の卒業者数194人に対し、就労者数は162人。
83.5%の割合で就労しております。
そして、④の実施に伴い、職場の定着・離職者数は194人に対し、
14人が離職したのみであります。定着率は92.8%。驚くべきデータです。
今般の経済状況で雇用破壊が起きている中、このように頑張っている
学校関係者はもちろんのこと。ここに通う生徒の頼もしさを感じます。
このような時だからこそ、皆で手と手を携え、温かい心を持って、
頑張って行かねばなりません。
今年1年も本当にありがとうございました。
あと2日で新年を迎えますが、皆さまにとりまして、素晴らしい1年になりますよう…
お祈り致します。
私も、初心忘れることなく、誠実に謙虚にそして、大胆に行動・発言して参ります。
来年もよろしくお願いします。
感謝合掌。