宮城県古武道協会 演武大会
2009.11.18
11月15日、奥州武士文化を現代へ伝える伝統武道の祭典が
12演武団体・流儀の武道家が集まり、開催されました。
現代武道が技の錬磨以上に人間形成と体育的見地からの心身の鍛錬を目的として
技術の体系を構築し、また、競技、試合を重視しているのに対し、古武道と称される武道は、
基本的に試合での勝敗を目的とせず(流派によっては他流試合を禁じていたため)、
実際に身を守り暮らす事や、武士としての使命を果たすための鍛錬などが目的としております。
遠山理事長のお言葉をお借りすれば、
古武道とは
「他者に勝つこと」を目指すのではなく、「自己に負けない心を養うもの」
自らの人間性を高め、正道に則り、そして、社会貢献へと繋げる。
行き過ぎた資本主義が経済の外まで波及した今の日本には、
このような姿をもう一度考え直し、伝えていかねばなりません。