9月定例会閉会
2010.10.21
補正予算の追加議案提出もあり、会期が1日延長し、19日に閉会しました。
9月定例会においては、私は「みやぎ発展税」1本に絞り、決算総括質疑も行いました。
また、「緊急的な米需給調整対策に関する意見書」など8本を可決しました。
その中においても、「我が国の尖閣諸島における中国漁船の領海侵犯事件に対する意見書」
においては、民主党会派反対、社民・共産会派退席という形で可決を致しました。
「我が国の尖閣諸島における中国漁船の領海侵犯事件に対する意見書」
本来、国家を主導する政府は領土・領海内で生起した事態に対しては国民の生命財産を
守り抜くために先頭に立って職務遂行に当たるのが大前提であります。
今回の衝突事件をめぐっては時間の推移とともに事態の鎮静化と受けとめる楽観的観測も
流れていますが海洋権益の拡大を狙う中国政府の戦略に変化はなく、今後も領海侵犯等の問題が
再発する可能性は否定できず、全く予断を許さない状況であります。
よって、国においては尖閣諸島が我が国の固有の領土であり、
「東シナ海に領有権問題は存在しない」という我が国の基本原則を毅然たる態度で
中国政府をはじめ諸外国に示すとともに、
「海上保安庁が撮影した中国漁船の衝突に至るまでの映像の公開」
「漁船船長釈放の判断をめぐる経過の説明」
「漁船衝突により被った損害の請求」
「海上保安本部の監視・警備体制の強化」
「中国政府に対する厳重抗議と再発防止策の申し入れ」
と他都道府県議会や他市町村議会より踏み込んだ意見書の内容となっています。