東北地方太平洋沖地震
2011.3.24
3月11日、午後2時46分。
日本の観測史上最大のマグニチュード9.0を記録し、かつて経験したことない強震と大津波により、
宮城県においても沿岸部を中心に1万人を超える死者数が予想されております。
お亡くなりになられた皆さまに衷心より哀悼の意を表しますとともに、
被災し、大変なご苦労をしいられております皆さまに心からお見舞いを申しあげます。
宮城県沖地震に備えながらも、これまで幾度と大きな地震も経験してきた宮城県。
しかし、様々な防災対策も上回る自然の脅威が私たちに襲ってきました。
昨日まで人が住んでいた地域、町が全てなくなる。
あまりに非現実的な光景を目の前に起こっている現実として受けとめることができませんでした。
私は住んでいる町内会の自主防災組織の皆さまと避難所の対応や復旧作業を行いました。
これまで、訓練してきたことを、現実のこととして行っている。皆さまと目と目で語り合い、
手と手を携えて作業を行ったとき、あらためて地域の絆、人と人との繋がりの大切さを実感いたしました。
甚大な被災を受けた地域の皆さまに「今、私たちに何ができるのか。」そんな言葉を耳にします。
決して目に見える行動だけが支援ではありません。それは、節電・節水、日々の生活の中の
小さな積み重ねでも構わないと思います。そして、今もう一度、家族、地域の繋がりを強めていただき、
犠牲となった多くの皆さまへの哀悼の意を胸に、一人でも多くの皆さまがこれまでどおりの生活に
戻る気持ちをしっかり持ち、前を向いて、元気に生活することが宮城再生の大きなエネルギーになります。
現在、県議会では東北地方太平洋沖地震災害調査特別委員会を議会最終日に設置し、
被災者の救済と災害からの復興に最善の努力を傾注して、
一日も早い県民生活の安定に取り組んでおります。
このブログにおいてご報告できることは随時ご報告いたします。
また、現場の声を聞かせて頂ければ幸いです。
不屈の精神でこの耐え難き困難を克服し、笑顔のあふれる郷土みやぎを取り戻すため、
皆さまとともに一歩ずつ前を向いて歩んで参りましょう。