9月定例会「代表質問」~子供の貧困対策~
2019.9.29
現在、日本の子供の7人に1人が貧困状態にあると言われています。
子供は家族の希望であり、日本の将来を背負う国の宝でもあります。
私は生まれ育った環境によって、将来が左右されることは決してあってはならないと常々考えており、10月よりスタートする幼保無償化は、その先鞭であると認識しております。
県内では、子供の貧困対策は現在2市町しか策定されておらず、全県にわたり、実効性のある子供の貧困対策計画の策定に当たり、県の先導的な役割を強く期待するとともに、市町村に対する支援の強化も必要と考えますが、知事の意気込みと決意を伺いました。
(村井知事答弁)
子供の貧困は、本人のみならず、社会・経済に大きな影響を与えうる大きな問題であり、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な対策を講じることは県政の重要課題であると認識おります。
そのためには、まず住民に身近な市町村において、地域の実情を踏まえた実効性のある計画を策定し、取組を進めていく必要があると考えており、県では8月に、市町村の計画策定や施策展開を推進するために、先進自治体の具体的な取組を紹介する研修会を開催したところであります。
県としては、どのような環境にある子供達も夢と希望を持って健やかに成長することができるよう、引き続き計画策定に向けた支援を行うとともに、子供の貧困対策の充実・強化にしっかりと取り組んで参ります。