第55回建国記念の日を祝う宮城県県民大会の「実行委員長」として
2021.2.11
令和3年、皇紀2681年の今年は、新型コロナウイルス感染症が収束しない中で迎えることになりました。本日の大会を迎えるにあたり、昨年より、実行員委員会を開催し、これまで継続して実施してきた幼稚園児による日本の心を伝えるアトラクションなどは中止とし、また、コロナ感染症防止対策として、一般県民参加者を制限し、大会規模を大幅に縮小した記念式典のみの開催とさせていただきました。そして、本日の開催はユーチューブライブによるオンライン開催とさせていただいております。
さて、今年は東日本大震災から10年を迎えます。
この未曾有の歴史的災害を通して、私たちが改めて痛感したことは、私達がこうして今、ここにいるのは、親や家族、そして、学校や地域の方々の支えによるものです。
しかし、私達はその支えを当たり前のことのように感じ、ときに感謝することを忘れてしまうこともあります。
「当たり前のものが当たり前にある」それは、支えてくれている人たちのこれまでの苦労があってこそ成り立つことを、私達は知っております。
このことをより大きな視点から見れば、私達を支えてくれている家族や、日常生活を過ごしている地域、そのすべてを大きく包み込むものが、日本という国であり、この国に生まれ育ち、この平和で安全な時代を過ごしていることにも感謝しなければなりません。また、変わりゆく時代の中で、多くの困難に立ち向かい、世界に誇れるこの国を築きあげてくださいました多くの先人皆さまのたゆまぬ努力にも敬意と感謝を申しあげます。
「第55回建国記念の日を祝う宮城県民大会」に際し、今を生きる私達は、この感謝を今度は社会の中で形にして、還元していかなければならないと思います。
世界から尊敬を受ける品性ある国民による、品格ある日本であるために、全ての世代の皆さまご一緒に、法律で定められた国民の祝日である今日この佳き日を祝い、日本という国に思いを寄せる日にいたしましょう。
最後になりますが、公務ご多忙中のところ、ご来賓としてご出席いただきました皆さまをはじめ、本大会にご協賛、ご協力をいただきました全ての皆さまに感謝を申しあげ、実行委員長の挨拶とさせていただきます。