宮城県立視覚支援学校幼稚部「開設式・入学式」
2022.4.12
宮城県視覚障害者福祉協会顧問として、出席させていただきました。
視覚障害者関係皆さまからの要望を受け、これまで下記のとおりの県議会活動を行い、宮城県立視覚支援学校に幼稚部の新設を求めて参りました。
この度、仮設校舎の状況下でありますが、本日3名の児童が入学のもと幼稚部が開校致しました。
皆さまの「声」を「カタチ」にすることが出来て、感慨もひとしおです。
「県立視覚支援学校の幼稚部の新設について」※令和元年9月定例宮城県議会にて
視覚障害児教育では幼児期からの専門的な教育支援が重要であり、東日本地域において視覚支援学校に幼稚部が設置されていないのは、宮城県と福島県の2県だけという状況にあります。幼稚部を設置し、視覚障害児の教育環境の充実を図るべきであります。村井知事は幼児期を学ぶ土台の重要な時期であると明確に位置づけられ、大いに理解いただけるものとして幼稚部の新設を求めますが、ご所見をお伺いいたします。
【村井知事答弁】
視覚に障害のある子供にとっては、早いうちから視覚を補うことのできる情報収集力を身につけるため、専門的な教育的支援を受けることが大変重要である。これまで視覚支援学校では施設上の制約があることから、幼稚部にかえて乳幼児教室を開いてきたところでありますが、新たに幼稚部を設置し、視覚障害のある子供たちの早期からの教育環境を充実させて参いりたい。
「県立視覚支援学校の幼稚部新設の時期について」※令和3年2月予算特別委員会にて
令和元年9月定例会にて、私の代表質問に対し視覚支援学校・視覚障害者情報センターの改築に合わせ、視覚障害のある子供たちの早期からの教育環境を充実させるため、県立視覚支援学校に新たに幼稚部を設置するとの村井知事から答弁をいただきました。
また、再質問においても教育長から、1クラス6人の3学級18名の定員を想定している旨の答弁をいただいておりますが、幼稚部の新設の時期についてもお聞かせください。
【伊東昭代教育委員会教育長答弁】
設置時期でございますが、令和4年度中に仮設校舎が完成する見込みであることから、視覚に障害のある幼児が一日も早く専門的な教育的支援を受けることができるよう、新校舎の供用開始を待たず、令和4年4月に仮設校舎において開設をしたいと考えている。