村井知事へ「4病院の移転・再編構想」に関する会派申し入れ
2023.9.26
令和5年9月県議会定例会における私達の会派の代表質問や一般質問の内容等は、今般の4病院構想について、県執行部に対して厳しい意見がほとんどであった。また、精神保健福祉審議会における現在の議論の状況は、多くの県民から見て、知事に対する不信感を一層高めている状況にあり、特に精神医療にかかる患者や家族から数多く不安の声が届いている。
また、今回8月31日審議会に知事が新たに提案した病院の公募の実施については、4病院構想の是非を県議会で判断する前に、実質的に4病院移転・再編の諸施策を実施することに等しく、会派では、県執行部側の行き過ぎとの意見も生じているところである。以上のような状況を踏まえ、村井知事へ、以下の4項目について、自由民主党・県民会議にて申し入れを行い、会派政務調査会長として、内容説明をさせていただきました。
1 4病院の移転・再編構想については、基本合意に至る前段階で、県民への十分な情報提供と患者や家族、関係住民等からの意見聴取や説明会を丁寧に行うこと。
2 4病院の移転・再編構想については、精神保健福祉審議会委員に丁寧に説明をすること。
3 4病院の移転・再編構想については、宮城県と仙台市が緊密な意見交換をし、特に仙台市立病院との連携強化を見据え、精神医療や救急医療体制の機能強化を図ること。
4 現状は宮城県議会として判断材料がないままに議論が進んでおり、議会に対して十分な説明を尽くすこと。