仙台医療圏病院再編構想に関する要望書
2024.3.6
「自由民主党・県民会議」「公明党県議団」「21世紀クラブ」の仙台市選出宮城県議会議員にて、村井知事へ仙台医療圏病院再編構想について要望書を提出しました。
令和6年2月定例会においては、第1号議案(当初予算議案)に、地域医療介護総合確保基金造成費及び仙台医療圏地域医療構想推進費等の仙台医療圏病院再編関連予算が含まれております。
しかしながら、いまだ地域住民や関係自治体、宮城県精神医療センターとの協議が十分に進められているとは言えない状況であることから、三会派の仙台市選出宮城県議会議員にて協議した結果、第1号議案(当初予算議案)執行にあたっては、以下の項目について要望いたしました。
・仙台医療圏病院再編構想における地域医療介護総合確保基金より、病院移転関連費を支出する際の説明をはじめ、病院が移転前の所在地域の県民に対し、適切な情報提供を進めるとともに、多くの県民に対して、引き続き丁寧な住民説明をすること。また、意見や要望に対しては、移転する病院とともに、再編構想の提案者である宮城県が誠意と責任をもって対応すること。
・精神医療提供体制の構築にあたっては、宮城県精神医療センターの意見をよく聞きながら、宮城県精神保健福祉審議会、宮城県精神科病院協会など専門家の意見を参考とすること。
・政策医療である救急医療、がん医療、周産期医療に関して、現状分析と需要予測を行った上で、再編案における具体的なシミュレーションを実施し、県民の利益につながるものか検証し、可能な限り公表すること。また、救急医療にあたっては、宮城県と仙台市が連携し、初期救急から三次救急まで救急医療体制の充実を図ること。
・宮城県と仙台市が連携し、急性期病床から回復期病床への患者移行が適切に行われるよう、病院移転前の所在地域へ回復期の医療体制を構築するなど実効性のある対策を講じ、地域への影響を配慮すること。