気仙沼へ「遠洋漁業勉強会」
2024.11.13
気仙沼と言えばかつお、めかじき、さめの水揚げが日本一です。
遠洋まぐろ漁船は全国126隻。
一番多いのは宮城県33隻(気仙沼25隻)、水揚げ後は気仙沼港へ回航、次の出漁準備を行うための船修理や機械メンテをはじめ漁具、餌など関連産業が多いことも気仙沼港の特徴です。
まぐろ延縄漁業生産性カイゼン検討会において、課題である幹部船員の高齢化や若手船員の定着率が3割と低い中、2021年トヨタ自動車東日本の直接的な活動支援は終了しましたが、船内作業内容の「カイゼン」は継続され、投縄・揚縄作業の簡易自動化による実証段階に入っております。
まだまだ課題はありますが、宮城丸へ搭載し、洋上実証試験を行っていけるよう県へ働きかけをしていく必要を感じました。
宮城県北部鰹鮪漁業組合との遠洋漁業勉強会において、遠洋まぐろ船が使っている幹縄の長さは約150キロ(仙台〜気仙沼間)であることを知ることが出来ました。
遠洋漁業においては、資源や魚価安、燃油高騰など課題があります。
また、IU U漁業漁獲(違法漁獲)先は日本であり、私達が消費している実態を知り、日本の漁業をいかに守っていくか。
本当に考えさせられる2日間でした。
漁業の発展は、必ずや宮城の力になります。