建設企業委員会県内調査①(仙南・仙塩広域水道)
2012.4.30
白石市にある南部山浄水場内を調査して参りました。
仙南・仙塩広域水道の水源は七ヶ宿ダム。受水市町は仙台市をはじめ16市町。
震災の影響により、本管が10ヶ所にて、破損・ろう水。
皆さまの水の供給の源が遮断された期間が続きました。
宮城県企業局はじめ、地元建設関連業社、全国各地からの支援と
企業局が管路はじめ復旧資材等をストックしていたので、
震災から21日後の4月1日に全受水市町に送水を開始しました。
(4月7日の最大余震の影響により、一部送水を停止)
その後、各市町の支水管の点検・復旧が行われ、私たちの家庭に、
生活に欠かせない水が受水された状況でありました。
また、福島第一原子力発電所の事故に伴い、放出された
放射性セシウムによって汚染された浄水土が写真の通り、
飛散・流出を防止するために梱包した状態で場内に保管されている状況であります。
現在は、もちろん、水においては放射性物質セシウムは不検出であり、
そして、浄水土においては、その値は低い数値となっています。
(県ホームページにて、随時公表)
今後の課題として、8000ベクレルを超えた浄水土(指定廃棄物、国が処分)、
8000ベクレル以下の浄水土(産業廃棄物、県が処分)の廃棄処分が重要課題であり、
早期に解決していかねばなりません。