建設企業委員会県内調査②(仙台港・アクセル)
2012.5.1
○仙台港
本県の海の玄関口。
大震災(3月11日)直後から、支援・救援物資搬送のためには欠かせない
仙台港の航路を確保するため、海のガレキを取り除く作業をし、
3月23日には一般船舶の寄港を再開致しました。
震災から1年が過ぎ、仙台港の復旧復興は着実に進み、
コンテナ・完成自動車の取扱量も昨年の6月からは
前年を上回るペースで推移しております。
震災前からあった計画である仙台港の拡張整備計画も平成26年度を完成目途に、
高松ふ頭の埋立て岸壁整備や高砂コンテナターミナルの拡張整備が行われて参ります。
仙台港は、有事の際の補給港として、本県の自動車や県産品の
積み出し港として、その役割は増しております。
○仙台港国際ビジネスサポートセンター(アクセル)
仙台港に隣接するアクセル。(隣が夢メッセ)
津波時には、多くの命を救った津波避難ビルとして、その役割が
マスコミ報道された施設でもあります。
現在は、本格的な復旧をしていることもなく、津波の爪痕を残すままの状態でありました。
震災前までのアクセルは、この施設のホール・ラボ等の利用低迷や店舗撤退等により、
十分な収入を得られなかったことと、加えて毎年約1億円を超す
多大な減価償却費を計上し続けている経営状況であります。
今後、本格復旧工事を行う場合、約5億円超が見込まれる予定であり、
現在は庁内おいて、アクセルの今後のあり方を検討中であります。
隣の夢メッセ、そして、仙台港の商業施設等。
市民・県民が集い賑わう仙台港周辺の一体整備を考えていかねばなりません。
いずれにしろ、早い決断が必要であります。