原木シイタケ出荷制限 (放射性物質新基準値)
2012.5.15
先般、秋保馬場地区のシイタケ農家をお伺い致しました。
本年4月より、放射性物質セシウムの基準値が1キロ当たり100ベクレルに変わり、
この影響を受け、検査したところ、100ベクレルをわずかに超える値が
この地区のシイタケより検出され、出荷停止処分となりました。
原木シイタケは、1本から年に約3回(今が最盛期)、2キロ程収穫ができ、
このシイタケ農家は10年以上の歳月をかけ、6万本の原木シイタケを保有しておりました。
この6万本の菌付けをした原木は処分命令。
このシイタケ農家は、シイタケ一本で生計を立てており、
当然、これから東電への賠償請求と至るのですが、
ちなみに、この農家はシイタケ栽培をもう諦めるそうです。
消費者への配慮は分かることですが、いったい、
1キロあたり100ベクレルと500ベクレルの違い。
その1キロという値が適正なのか。
また、それぞれのベクレルの値が100と500、
人体に与える影響は医学的に科学的に証明できるものなのでしょうか。
このような生産農家は今後増え続けていきます。